地理的な面・将来の売電価格リスク
太陽光発電システムを導入して、売電で儲けたい人もいるでしょう。確かに省エネ意識も高まるし、地震や台風のときに停電になった場合、影響を受けずに自家発電できるメリットは大きいです。ですがデメリットにも目を向けておきたいです。今回は地理的な面・将来の売電価格リスクについて迫ります。
場所によっては発電効率が落ちる!?
太陽の光がタップリと当たる場所でなければ太陽光発電システムは意味がないですね。もっとも効率的なものは南向きの屋根です。逆に効率が悪いのは北向きの屋根です。南側と比べると65パーセント以下の発電効果になります。
洗濯物の乾き具合をイメージすればわかるでしょう。業者によっては発電がそれほど見込めなくても、太陽光発電システムの設置を推薦するような事案も報告されています。本当に発電が見込めるのかをしっかり把握しましょう。南向きではない場合は慎重になってください。
将来の売電買取価格が低下するというリスク
太陽光発電システムの分野はマーケットが拡大基調でしたが、一時の急拡大と比べて勢いが落ちています。太陽光発電システム開発メーカーは研究開発費をさらに投入し競争しています。将来的にさらに発電効率が良いシステムが出来上がってくるでしょう。そんな場合は、今太陽光発電システムを導入するよりも、将来導入するほうがおトクになるかもしれません。ですが、そのように考えているといつまでも導入できません。また、買取金額が安くなるリスクも否定できません。
いかがでしたでしょうか?
地理的な面・将来の売電価格リスクもあるわけです。太陽光発電システムを導入する前に幅広く考えておくようにしましょう。